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中高生のための生活リズムの基礎知識
5.では何時間寝ればいいのでしょうか?
適切な睡眠時間はあなたにしかわかりません。
問:何時間寝ればいいのでしょうか?
回答の選択肢は・・・
1.7時間
2.7時間半
3.8時間、
4.わからない。
さあ、あなたはどれが正解だと思いますか?
実は正解は(4)わからない、です。
今現在の科学の力では、どんな最新鋭の装置を駆使しても、今日あなたは○時間寝る必要があります、と決めることはできません。食事をすれば眠くなりますし、目ざめた直後は眠くありません。運動をして疲れれば眠くなりますし、好きな趣味に夢中のときには眠くはなりません。
ちょっと考えてみれば分かると思いますが、眠るには実にいろいろな要素が絡んでいて、まして何時間寝る必要があるかについては、眠りの役割も何も分かっていない現状では正直言って「わからない」のです。そうは言っても「何時間寝ればいいのか?」という問いへの答えのヒントはないわけではありません。眠気は明け方と午後に強くなります。午前4時と午後2時は多くの人で一番眠くなる時刻です。午後2時に眠くなるのはお昼ごはんを食べたせいと思うかも知れませんが、では朝ごはんを食べた後に皆さんはひどく眠くなりますか?そんなことはないでしょう。確かに食事をすると目を覚ます働きのあるオレキシンという物質が脳内で減るので、目を覚ましていにくくはなりますけど、それに加えて、午前4時と午後2時には、原因はよく分かっていませんが、ヒトは眠くなるのです。そしてこの時間帯は交通事故等も多く発生する時間帯です。
逆に言うと、午前10-12時は、本来ヒトという動物の覚醒度が最も高い時間帯、眠くなってはいけない時間帯なのです。ですから午前10-12時に眠くならずにしっかりと目が覚めて活動できているのであれば、あなたの睡眠時間、眠りの質、生活リズムに大きな問題はない、と考えてよいと思います。午後2時に眠くなったら居眠りをすればいいのです。
そして眠気を気合と根性で吹き飛ばすことは大変危険です。さまざまな事故の原因にもなりかねません。
午前10-12時に眠くなった場合には、まずは居眠りをし、そのあと、スッキリした頭で、あなたの睡眠時間、眠りの質、生活リズムに問題はないかどうかを考えていただきたいと思うのです。
つまり、午前10-12時に頭が冴えていることのできる睡眠時間が、あなたにとって必要な睡眠時間、というわけです。
必要な睡眠時間は人さまざまですし、同じ人でも毎日変わります。適切な睡眠時間はあなたにしかわかりません。
適切な睡眠時間をとっているときにあなたの心身の状態はベストになるはずです。自分自身の身体の声に耳を傾けながら、必要な睡眠時間を感じ取ってください。
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子どもゆめ基金 助成活動
(独立行政法人国立青少年教育振興機構)
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